桃田賢斗、現状は3割程度の動き。逆境からの金メダル獲得なるか
桃田賢斗は、東京五輪までに本調子に戻るのか。多くの関心が寄せられている。
3月6日、交通事故後初めての記者会見をした桃田賢斗 バドミントン男子シングルス世界ランク1位の桃田(NTT東日本)は、昨季、世界選手権を2連覇。BWF(国際バドミントン連盟)の表彰で年間最優秀選手に選出されるなど、輝かしい成績を挙げてきた。東京五輪において、全競技を通じて高い確率で金メダル獲得を期待できる、注目選手として知られるようになった。
ところが、今年1月にマレーシアで行なわれた大会で優勝した翌日、帰国のために現地の空港へ向かう途中で交通事故に遭った。その後、右目の眼窩底骨折が判明して2月8日に手術を行ない、全治3カ月。長期の戦線離脱を強いられた。
実戦に復帰できるのは、早くても5月。予定どおりでも、そこからわずか2カ月ほどで東京五輪が開催される。復調が間に合うかどうかは、東京五輪を楽しみにしている日本のスポーツファンのみならず、世界中のバドミントン関係者の関心となっている。
1 / 6