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日本カーリング史上初の五輪メダルへ、
男女とも準備は完璧に整った (3ページ目)

  • 竹田聡一郎●取材・文 text&photo by Takeda Soichiro

 その後はカルガリーに移動して、1週間あまりの合宿を張った。ここでも曲がるアイスでデリバリーなどを入念にチェックした。

 そして、1月下旬に帰国。地元の男子チームのメンバーらとトレーニングマッチを消化して、本番への準備を完了した。

 大会スケジュールは、初日の2月14日にアメリカ(世界ランク7位)と対戦。以降、デンマーク(同9位/2月15日)、韓国(同8位/2月15日)、中国(同10位/2月17日)と、前半戦は日本と同じレベルか、ややランクが下位の国との対戦が続く。

 折り返して後半は、OAR(ロシア、同3位/2月17日)、カナダ(同1位/2月19日)、スウェーデン(同5位/2月19日)、イギリス(同4位/2月20日)、スイス(同2位/2月21日)と、すべてランク上位との対戦が待ち受ける。

 もちろん、前半戦の相手も「格下」と決めつけるわけにはいかないが、この日程を鑑(かんが)みれば、大会序盤でできる限り貯金(白星)を積み上げておきたいところだ。

 選手たちは「楽しんでプレーできれば、結果はついてくると思う」と口をそろえる。初戦のアメリカ戦で勝利を飾るとともに、五輪特有のアイスコンディションをしっかりつかんで、勢いをつけたいところだ。

 日本カーリング史上、初の五輪メダル獲得への道は険しいが、決して不可能ではない。そのためには、男女とも初戦が大事になる。

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