豪栄道よ、屈辱の大失速を自身の糧に。元大関・霧島が叱咤激励エール (4ページ目)

  • text by Sportiva
  • photo by Kyodo News

 今場所に味わった屈辱をしっかりと受け止め、豪栄道がどんな時でも「自分の相撲に徹する」ことができるようになるなら、失った賜杯以上に貴重なものを手にしたことになるだろう。千秋楽の支度部屋で漏らした、「いつか、これがあったからよかったと言える相撲人生にしたい」という言葉は、惨敗から何かを得ようとする決意の表れだ。

 場所中に出版した自伝「すもう道まっしぐら!」(集英社みらい文庫)で、豪栄道はこう綴っている。 

「いま、ぼくが毎日考えていることは『悔いのないすもうを取ろう』ということです。"勝負は時の運"という言葉があるように、土俵での戦いは、勝つときもあれば、負けるときもあります。大切なのは結果にいたるまでの過程だと思います」

 豪栄道の"結果"はまだ先だ。屈辱の土俵を、後悔ではなく糧にするための戦いが始まる。

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