【体操】補欠からエースに。19歳、村上茉愛がリオ五輪へ急成長! (4ページ目)
それでも、笑顔でチームの優勝に向かって、仲間を鼓舞し続ける鶴見の姿に村上は、これからの自分のあるべき姿を見ていたようだ。
14歳で全日本チャンピオンになり、6連覇を果たし、世界選手権のメダルも獲得した偉大な先輩を、「ずっと手の届かない人」だと思っていたという。それが、日体大に入ると同じ体育館で練習するようになり、その無駄のない練習ぶり、ストイックさなどに学ぶところが多かったという。
その鶴見が、引退してしまうことによる村上の喪失感は大きいだろうが、「自分も鶴見選手みたいになれるように」という決意はさらに強固なものになったはずだ。
世界選手権で自信をつけ、鶴見の引退により自覚が芽生えた。
2015年は村上を大きくジャンプアップさせる年となった。来年のリオ五輪では、チームの中核として躍動する姿を、そして世界選手権で見せた、あの『BIG SMILE』を再び見せてほしい。
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