勝敗を超えてスポーツの魅力を表現できる! 俳句の新たな可能性 (3ページ目)
堀本 じゅんいちさんはどうですか?
じゅんいち すごくおもしろかったですね。やったことがなかったので感覚だけで書いたんですけど、意外と大丈夫だったと。(ここから本田圭佑のモノマネで)細かい言い回しとか指摘されたところはテクニックの部分なので、今後伸びて行く部分。基本的には自分の感覚だけで、気軽にやれるんだなということがわかりましたし、伸びシロも感じられました。
堀本 その言葉を待っていました(笑)。ではここで、この句会を傍らで見ていたスポルティーバの内山編集長にご意見をいただきたいと思います。
内山 初めての試みでどうなるかと思っていたのですが、この短い時間で、みなさんの俳句に対する理解が深まったと感じられました。もし次の機会があれば、もう一段階レベルアップした俳句が詠めるのではないかと将来性を感じましたし、やはりスポーツという自分たちのフィールドで詠むことができたのが上手くいった要因でしょう。予感はしていましたが、スポーツと俳句というのは相性が良いなと。これを続けていけば、さらに良いものが生まれ、新しい世界が広がっていくような気がします。
堀本 おっしゃるように、『夏の空』『汗』というお題が、スポーツというフィルターを通すことで、これまでとは違う趣のある俳句になったと感じましたね。
内山 スポーツは季節と密接な関係にありますが、これが夏ではなく、秋や冬だとまた違った見方や感じになるのでしょうね。
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