2014.11.16

【カーリング】日本、宿敵に完敗。国際舞台で露呈した弱点

  • 竹田聡一郎●文 text by Takeda Soichiro
  • 甲斐啓二郎●撮影 photo by Kai Keijiro

 2014パシフィックアジアカーリング選手権(以下、PACC)が、11月8日から(15日まで)長野県の軽井沢アイスパークで開催された。

 女子は、中国、韓国、日本、オーストラリア、ニュージーランドの5チームが出場。各国2回戦総当りの予選リーグを消化したあと、上位4チームによる決勝トーナメント(準決勝では1位と4位、2位と3位が対戦)で頂点が争われた。

 日本は、2014年ソチ五輪(5位)でも奮闘し、今春には元チーム青森の近江谷杏菜に、札幌国際大を卒業した吉村紗也香が新たに加わった北海道銀行フォルティウスが代表として参戦。ソチ五輪当時からさらにチーム力が増して、優勝争いも期待された。が、世界ランキング(日本=10位)で勝る中国(5位)、韓国(9位)の壁を打ち破ることができず、3位に終わった(優勝は中国、2位が韓国)。

日本代表としてPACCに挑んだ北海道銀行。結果は中国、韓国に次いで3位だった。 9月に行なわれたPACC日本代表決定戦を制した北海道銀行は、その直後におよそ1カ月におよぶカナダ遠征を敢行。現地で開催されたワールドカーリングツアー(※)の4大会に出場した。そのうち、バーノン、カムループスで行なわれた大会で優勝。一時、ワールドカーリングツアーの賞金ランキングでトップ4入りし、日本女子チームとしては過去最高とも言える快進撃を見せた。

※毎年9月から翌年の4月にかけて、北米や欧州の各都市で行なわれるシリーズ戦。2014-2015年シーズンは、33週で50を超える大会が各地で開催される。すべての大会に賞金が設定され、出場に際しては厳正な審査がある。そのため、参加できるのは、おおよそ世界トップクラスのチームに限られる。

 その遠征で得た自信から、北海道銀行のスキップ・小笠原歩は、PACCの大会前に、「ここ(PACC)で優勝して、平昌五輪(2018年)への第一歩としたい」と力強くコメント。中国(2006年大会から8連覇)からの王座奪還にも意欲を見せた。