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「私はもう弱くない」千葉百音が夢の初五輪へ 「ゆづる兄ちゃん」に衝撃を受けた印象的な五輪も明かす (2ページ目)

  • 折山淑美●取材・文 text by Oriyama Toshimi
  • 能登 直●撮影 photo by Noto Sunao(a presto)

【夢だった五輪への喜びと責任】

 大会後、自分に「強さ」は感じられたかという質問に対し、千葉は「強いとは言いきれないですけど、今日は、『私はもう弱くない』と言い聞かせていました」と柔らかな笑みを浮かべた。

「ファイナルからここまでの気持ちの浮き沈みが大きかった2週間を踏まえると、今のコンディションのなかでできるいい演技、最善を尽くせたなという思いはあります。(優勝した)GPシリーズのスケートカナダやフィンランド大会と比べるとまだまだだなという思いも、自分の能力的にもっと完璧な演技ができるし、まだまだ上を目指せるという気持ちもあるけど、それでもうまく立ち直って、最後まで自分を信じて集中して大きなミスなく滑りきれて結果がついてきたのは、すごくうれしいです」

 4年前は、まだジュニアで「自分はまだまだ世界で戦える存在ではない」と思っていた。その時から目の前の試合をひとつずつこなして、ステップを踏んでたどり着いた五輪代表の切符だ。その大舞台へ向けて競技翌日には、決意を口にした。

「ずっと将来の夢として掲げてきた五輪に自分が出場できるという実感が湧いてきて、うれしいし、責任も感じる。出場させていただけるからには自分の全力を出しきりたいと思うし、悔いなく終わるためにも、自分がどう努力して、どう頑張っていくべきなのか。自分のどこを伸ばしていくべきなのかということを、しっかりと考えながら五輪まで頑張りたいです」

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