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紀平梨花のアイスダンサーとしての伸びしろは? コーチのケイトリン・ホワイエクが新カップル2組の可能性を語る (4ページ目)

  • 山本夢子●取材・文 text by Yamamoto Yumeko
  • 能登 直●撮影 photo by Noto Sunao(a presto)

【今後、磨いていくべき重要な2点とは】

ーー彼らにとって全日本選手権までに必要なことは何だと考えていますか?

 両チームにとってもっとも重要なのはエッジの質を高めることだと思います。つまり、プログラムをブラッシュアップして一緒に滑る方法を学ぶことと、プログラムに必要な要素をすべて作り上げていくこと。

 そこからエッジの質やターン、キーポイントの改善、そしてふたりで滑ることに自然な流れを加えることに注力してほしいと思います。もちろん、大会後のレベル評価を参考に、必要に応じて調整を加えていきます。しかし全体としてはこの2点が彼らの大きな焦点になると考えています。

ーーでは最後に、日本にいるあなたのファンにもメッセージをお願いします。

 前回日本に来てからほぼ4年が経ちますが、日本はつねに私が訪れたいと思っていた場所のひとつでした。競技者として、そして今はコーチとして来ることができてとてもうれしいです。氷から長らく離れていたにもかかわらず温かく迎えられて、今回は本当にすばらしい経験になりました。

 競技者として、そして新たな挑戦としてコーチという役割を担う今、日本のスケートファンの皆さまが私のキャリアを通じて示してくださったサポートに心から感謝しています。

ーーコーチとしての生活を楽しんでいますか?

 はい、楽しんでいます。新しい経験であり新たな挑戦でもありますが、とてもワクワクしていますし、コーチングには強い情熱を感じて日々を過ごしています。全日本選手権には私か、おそらくパスカル(・デニス/コーチ)が来る可能性が高いと思いますが、いずれにせよ近いうちに必ず日本に戻ってくると思います。また皆さまにお会いできることを願っています。

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