2018.02.13

フィギュア団体で見えたライバルの好調。
宮原・坂本のメダル戦略は?

  • 折山淑美●取材・文 text by Oriyama Toshimi
  • 能登 直●撮影 photo by JMPA(Noto Sunao)

 個人戦へ向けての”足慣らし”という意味合いもあるフギュアスケート団体。2月8日の男子SPで1位になった宇野昌磨は勢いをつけたが、 女子のSPとフリーに出場した日本の2人にとっては少し厳しい結果になった。

団体の女子SPで「予想外」の4位に終わった宮原知子

 11日のSPに出場した日本女子のエース・宮原知子は、68.95点で10人中4位に終わった。演技後、「最初の連続ジャンプ(3回転ルッツ+3回転トーループ)のトーループは、自分でも『大丈夫だな』という感覚で降りられた」と語った宮原だったが、ルッツとともに”回転不足”と判定されたのが痛かった。

 結果的にその連続ジャンプは10.30点の基礎点が7.20点になり、さらに出来映え点(GOE)でも減点されてしまう。技術点も上位6名の中で最も低い34.33点にとどまった。

「点数が予想より低かったので、『ジャンプ全部で回転不足を取られたのかな』と思いました。練習からけっこう緊張していて、リンクに立ったときは『いよいよ五輪で演技をするときがきてしまったんだな』と、ドキドキとワクワクでいっぱいでした。

 本番はすごく緊張するかもしれないと思っていたけど、楽しく滑ることができて演技自体はすごくよかったと思うので……。点数が低かったのは悔しいけど、大きなミスがなかったこと、全体的には思い通りに気持ちよく滑れたことはよかったと思います」

 五輪での初めての演技を前向きに振り返った宮原は、ステップもしっかりメリハリをつけて滑ることができていた。回転不足を取られた連続ジャンプの3回転ルッツについては「そんなに悪いジャンプだったとは思っていないので、修正点は少ない」とし、さらに「ルッツがよければセカンドのトーループもよくなるはずだから、そんなに心配していない」と笑顔で続けた。