羽生結弦のライバルが選ぶ戦略。ハビエルは表現力、チェンはジャンプ (4ページ目)

  • 辛仁夏●文 text by Synn Yinha 能登直●撮影 photo by Noto Sunao(a presto)

 これらの構成を見る限り、チェンは4回転5種類をどんな組合せにでもできる能力を備えた驚異的なジャンパーであることがわかる。

 シーズン初陣後、チェンは「すぐではないが、たぶん(最強のジャンプ構成を)やる」と語っているように、フリーで5種類5本の4回転に踏み込むつもりだ。5歳からバレエを習っており、身のこなしと表現力も申し分ない。シーズン後半になり、滑り込んできたプログラムでしっかり4回転ジャンプが決まってくれば、五輪連覇を狙う羽生結弦や宇野昌磨らトップ勢と、激しい金メダル争いを繰り広げることになるだろう。

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