6カ国が激戦。羽生、宇野が揃う日本は世界国別対抗戦で優勝できるか (2ページ目)

  • 折山淑美●取材・文 text by Oriyama Toshimi
  • 田中亘●撮影 photo by Tanaka Wataru

 3大会ぶり2度目の優勝を狙う日本に立ちはだかるのが優勝3回のアメリカだ。男子シングルは世界選手権6位、四大陸選手権では羽生と宇野を抑えて優勝したネイサン・チェン、アーティスティックな演技で世界選手権7位となったジェイソン・ブラウンが出場。女子シングルは世界選手権4位と健闘した新鋭のカレン・チェンと、ベテランのアシュリー・ワグナー。ペアは全米選手権3位、四大陸9位のアシュリー・ケイン/ティモシー・ルデュク組。アイスダンスは世界選手権7位のマディソン・チョック/エバン・ベイツ組になった。

 過去2位2回、3位1回のカナダは男子シングルに世界選手権5位のパトリック・チャンと、同9位のケヴィン・レイノルズ、女子シングルは世界選手権3位のガブリエル・デールマンと、四大陸選手権11位のアレイン・チャートランド。ペアは世界選手権11位で世界ランキング8位のジュリアン・セガン/シャルリ・ビロドー組、アイスダンスは世界選手権4位のケイトリン・ウィーバー/アンドリュー・ポジェ組と強力な布陣だ。

 世界選手権連覇を達成した絶対女王のエフゲニア・メドベデワが出場するロシアは、もうひとりの女子シングルはGPファイナル進出のエレーナ・ラジオノワ、男子シングルはマキシム・コフトゥンとミハイル・コリヤダ。ペアは世界選手権3位のエフゲニア・タラソワ/ウラジミール・モロゾフ組で、アイスダンスは世界選手権5位のエカテリーナ・ボブロワ/ドミトリー・ソロビヨフ組と、ほぼ最強といえるメンバーを起用。前回の2位以上の結果を狙っている。

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