【ボクシング】山中慎介が分析 井上尚弥が中谷潤人との相性を「最悪」と言った理由 試合展開は「距離」がカギ (3ページ目)
――中谷選手のほうが長くなりますね?
井上尚弥:身長165cm、リーチ171cm
中谷潤人:身長173cm、リーチ173~176cm
アフマダリエフ:身長166cm、リーチ173センチ
※中谷のリーチについては本人がいる場で、弟でマネージャーの龍人さんに確認したところ「計測するたびに数値が違って173~176cmの間です」とのこと。
「アフマダリエフは、身長もリーチも井上とそれほど変わらない。一方で中谷選手は、身長とリーチがあって、先ほども言ったように、スタンスを広く取って頭を相手から離したところに置くと、より遠く感じるはず。一瞬の踏み込みと距離を詰める速さがある井上でも、中に入るのはそんなに簡単な作業ではないと思うんですよね。それでも仕掛けると思いますが、そこにはリスクも伴います」
――この試合の最大のポイントは?
「やはり距離ですね。瞬間瞬間で両者がベストなパンチを出していくでしょうけど、そのすべてのカギを握るのは距離です」
【予想される展開は?】
――中谷選手が、どう仕掛けるのかも気になります。
「そこですよね。中谷はバンタム級でも、基本的には距離を取りながら戦ってきました。ただ、西田凌佑戦(2025年6月)では、試合開始直後に前に出た。サウスポー同士の試合で、あの入り方は意外でしたよね。
井上陣営には『中谷は、ああいう入り方をしてくることもあり得る』ということが頭のなかに入りました。警戒するポイントが増えたこともありますけど、見たことで対策も練られる。中谷が前に出る戦い方を選んできたら、井上にとってはやりやすくなる部分もあると思います。中間距離や長い距離で見合っている展開のほうが、井上にとっては嫌だと思うんですよ。だから中谷がどう仕掛けてくるかが、この試合のポイントになると思います。また違うサプライズがあるかもしれないですけどね」
――井上選手はどう試合に入ってくると予想されますか?
「序盤は慎重にいくと思います。ただ、日本史上最大の決戦、東京ドームでの一戦ですから、どこかでヒートアップする瞬間はあるでしょう」
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