京口紘人が井上尚弥に続いて世界のトップへ。カネロvsゴロフキンのアンダーカード実現で「統一戦プラン」が動き出す (4ページ目)

  • 杉浦大介●文 text by Sugiura Daisuke
  • photo by Getty Images

 まずは6月24日に、フロリダでの興行でゴンサレスがマーク・アンソニー・バリガ(フィリピン)との防衛戦をクリアするのが必須条件。ここで王者が順当勝ちすれば、DAZNによって日本、アメリカをはじめとする世界各国で生配信される「統一戦プラン」が本格的に動き出す。

 カネロ対ゴロフキン戦のアンダーなら、アメリカ国内だけでも100万人以上の視聴者に見られる可能性が高い。この注目ファイトが実現すれば、京口のキャリアの中でも極めて重要な一戦になることは言うまでもない。

「(井上尚弥は)自分の中でも特別な選手ですし、本人からも『頑張って』ってゲキをもらいました。『お互いに勝って、一緒に祝勝会をしよう』と言ってくれたんです」

 ベルムデス戦前、同学年の井上とのやりとりを明かしていた京口は、世界のトップを走る"モンスター"に続けるか。マッチルームとのビジネスプランが加速しているが、この後しばらくが勝負。いつでもエキサイティングな"Mad Boy"の行く手にも、新しいビッグステージがはっきりと見えてきている。

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