王座陥落で評価ダウン。村田諒太はトップ戦線に戻れるのか? (3ページ目)
日本、アメリカ、いずれの開催になるにしても、この再戦こそが村田にとっての大勝負となる。首尾よくブラントへのリベンジを果たし、タイトルを奪還すれば先は見えてくる。米国内での人気、DAZNとの長期契約などを考慮するとカネロへの挑戦は難しいが、約1年後の契約状況次第では、それ以外の一部のトップ選手たちとの対戦が射程圏内に入るだろう。
今回の記事の後半部分はすべて仮定の話で、少し先走ってシナリオを進めた。繰り返すが、ブラントに負けたことで、村田のミドル級世界戦略が極めて難しくなったことは言うまでもない。
だが、アメリカはセカンドチャンスを与える国であり、村田にも逆転のシナリオは残されている。来春に復帰戦を行なうとして、向こう1年くらいが勝負か。他の強豪たちの方向性も横目で気にしつつ、32歳になった村田がどんな道を進んでいくかに注目したい。
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