【格闘技】UFC無敗の美人女王、クルマは10年前のホンダ

  • 三尾圭●協力 text by Mio Kiyoshi

アメスポ事件簿190

 UFCで活躍する美人格闘家のロンダ・ラウジー(28歳)は、もともと柔道の世界で名を馳せた一流選手だった。11歳から柔道をはじめ、6年後には17歳でアテネ五輪の63キロ級に出場。1回戦で敗退したものの、70キロ級に階級を上げて挑んだ4年後の北京五輪では、見事に銅メダルを獲得した。

 転機となったのは、2011年――。アマチュア総合格闘技で2連勝を果たすと、徐々に注目が集まりプロデビュー。2013年にはUFCに初参戦すると、いきなり世界女子バンタム級チャンピオンに輝いた。その強さは抜きん出ており、現在11勝無敗。ほとんどの試合を1ラウンドで片付けており、「人類最強女子」として絶大なる人気を誇っている。

 PPVでも破格の売り上げを記録し、女子の総合格闘技に革命を起こした「金網の女王」。1年間で700万ドル(約8億6000万円)ほど稼ぐようになったラウジーは、ついに長年使っていたクルマを売りに出すことを決意した。そのクルマとは、2005年式のホンダ・アコード。走行距離24万キロ以上の、かなり年季の入ったシロモノだ。しかし、極貧時代に車中生活をしていたころの愛車だったので、オークションに出品したところ、市場価格50万円ほどの中古車が200万円以上で売れたという。さすがだ。

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