2013.12.19

【格闘技】王者・山崎秀晃×漫画家・村瀬克俊、
キックボクシングを熱く語る!

  • 中村拓己●構成・文 text by Nakamura Takumi 石川耕三●撮影 photo by Ishikawa Kozo

 2000年代前半、K-1とPRIDEは隆盛を極め、日本中に格闘技ブームが巻き起こった。しかし、2007年にPRIDEは活動を休止し、K-1も海外を中心とした新体制へと移り変わり、日本の格闘技人気は下火になったと言われている――。

 しかし、今、後楽園ホールを超満員にし、チケットが入手困難になるほどの打撃系格闘技イベントがあることを、みなさんはご存じだろうか? そのイベントの名は、『Krush』。個性豊かな選手たちが織り成すスピーディかつアグレッシブな試合展開と、衝撃的なKO劇の連続が話題を呼び、大きな盛り上がりを見せている。

 一方、週刊ヤングジャンプで連載中のキックボクシング漫画、『モングレル』。超人的なキャラクターと必殺技が飛び出す従来の格闘技漫画とは一線を画す、格闘技経験のないひとりの若者がジムに入会してアマチュアからキャリアをスタートさせるストーリーだ。リアリティある練習や試合の描写は、格闘技ファンだけでなく、選手・関係者の間でも人気を博している。

 今回、そのKrushの第3代-63kg級王者・山崎秀晃と、『モングレル』の作者・村瀬克俊の対談が実現。ファイター、そして漫画家、それぞれの立場からキックボクシングについて熱く語り合った。

『モングレル』の作者・村瀬克俊(左)と、Krushの第3代-63kg級王者・山崎秀晃(右)がガチンコ対談!山崎秀晃(以下、山崎) 今回、対談の話をいただいて、素直にうれしかったです。自分たちもいかにメディアに取り上げてもらい、発信していくかが大事だと思っているので。

村瀬克俊(以下、村瀬) 僕は純粋にキックボクシング(以下、キック)が好きなので、Krush王者の山崎選手とお会いできて、ちょっと舞い上がっています......。

山崎 そんなに緊張しないでください(笑)。

村瀬 もともと僕は、中学生のころからずっと立ち技格闘技のファンで、漫画家になって週刊少年ジャンプで初めて連載した漫画(『K.O.SEN』)も、キックを題材にしたものだったんです。『モングレル』を連載している週刊ヤングジャンプは青年誌ということもあって、少年誌では書けなかったリアルなキックのカッコよさを描いてみたいと思いました。

山崎 キックの漫画はあまり聞いたことがなかったですし、Krushファンの人は、絶対に『モングレル』を読んだら好きになると思いますよ。

村瀬 ありがとうございます。僕は山崎選手の試合を会場でも映像でも見ているんですが、倒せるときに確実に相手を倒す姿と、パンチの連打が印象深いです。

山崎 (格闘技は)最後は気持ちなんで、ケンカのつもりで戦っています(笑)。