【ボクシング】デラ・ホーヤが「世紀の対決」に立ち会えずリハビリ施設へ
★アメスポ事件簿113★
アマチュア時代からエリート街道を歩み、プロ転向後は「ゴールデンボーイ」の異名で史上初の6階級制覇を成し遂げたオスカー・デラ・ホーヤ(40歳)。引退後はプロモーターとして能力を発揮し、数々のビッグマッチを成功させている。
そんな敏腕ビジネスマンが今年、一大イベントとして主催したのが、フロイド・メイウェザー・ジュニア(36歳)とサウル・アルバレス(23歳)による「世紀のビックファイト」だ。5階級制覇王者のメイウェザーには4150万ドル(約40億9000万円)のファイトマネーが支払われるなど、世界中の注目を一身に集めたビッグマッチが9月14日に行なわれた。
しかしデラ・ホーヤは試合4日前、アルコール・薬物依存症の治療のため、リハビリ施設に入所することを発表。2011年にも同じ症状で治療を受けたものの、依存を断ち切ることはできなかったようだ。その結果、自身の手がけたビッグプロジェクトを目の前で見ることは叶わなかった。