貴島明日香が恋愛ゲームにハマり中。いつもは優柔不断な性格が不思議とキャラ変する!? (2ページ目)

  • ハル飯田●文 text by Haru Iida
  • 能登直●撮影 photo by Noto Sunao(a presto)

 恋愛シミュレーションゲームをやり始めたきっかけは覚えていないんですが、ちゃんと主人公に自分の名前をつけて没入して楽しんでいた思い出があります。私は妹がいるからか、年下のキャラクターを「妹みたいでかわいいな」ってよく攻略していました。

 こういうゲームって攻略できるキャラクターが魅力的なのはもちろんですが、どんな行動や話題を選ぶかによって相手の好感度が変化していって、いろんなストーリーへと分岐していくのが楽しいんです。この選択肢の多さが、難しさにもつながっていくんです。

 恋愛シミュレーションに限らず、自分の選択によって結末が変わるゲームは、ゲーマー心をくすぐられますよね。1回1回の選択が持つ意味が大きいので大事に選択しますし、思わず感情移入しすぎてしまいます。

「攻略したい相手のために(好みの服を)着てあげるんです」

 時間を巻き戻せる能力を持った主人公の物語が描かれる『Life is Strange(ライフイズストレンジ)』では、自分の選択ひとつで主人公やその友達の人生が大きく変わってしまうんです。これはプレーしながら「自分があの場面で違う選択をしたらよかったのかな......」と落ち込むくらい、ハマったゲームのひとつですね。

この記事に関連する写真を見る でも、そういうゲームだからこそ、エンディングまでの最初の1周は絶対にやり直しをせず、セーブデータは1個だけで思うがままに選択していくのが私なりのルールです。攻略したい子との関係がうまくいかなかったり、事件の結末が思ったようにならなくても、それが自分の選んだことですから受け入れないといけません。2周目以降はいろんなエンディングを見たいので、やり直しもしますよ。

 実は私、ふだんは優柔不断なタイプです。でもゲームだと時間制限があるおかげか、不思議と重大なことも決断できてしまうんです。私は王道というか、物語上自然な選択肢を選びがちなんですが、なかには明らかに「こっちを選んだらよくない結末になりそう」な選択肢をあえてチョイスする勇気がある人もいますよね。そういう、自分では通らないストーリーを味わうためにゲーム実況動画を見たり、同じゲームを遊んだ人とストーリーの違いを語り合ったりするのも楽しみのひとつです。

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