【インタビュー】美しきヒロインの素顔~川崎衣美子(空手)

  • 脊山麻理子●インタビュー interview by Seyama Mariko
  • スエイシナオヨシ●撮影 photo by Sueishi Naoyoshi

  

川崎衣美子(空手)
人に感動してもらえるような選手になりたい

『脊山麻理子のスポーツのある風景』(8月26日配信)で紹介した国士舘大学空手道部の川崎衣美子。「形」の選手として活躍し、中学校時代には全国の頂点に立った。その後も日々鍛錬を重ね、現在もさらなる高みを目指して自らの"技"に磨きをかけている。

中学生のときに出会った
恩師のために空手を続けた

脊山 地元の静岡県から群馬県の高校に進学し、今春から国士舘大学に入学した川崎選手。東京の生活にはもう慣れましたか?

川崎 特別にどこかへ出かけたりすることもなく、毎日空手ばかりやっているので、その辺は何とも言えないです(笑)。

脊山 ひとり暮らしですか?

川崎 女子寮に入っています。先輩や同期のみんなと過ごしているのがすごく楽しいんです。だから、寂しいと思うこともないですし、どこかに遊びに行きたいという欲求もないのかもしれません。

脊山 さて、まずは川崎選手が空手を始めたきっかけから教えてください。

川崎 今、同じ国士舘大学空手道部で活動している兄(紘輝/4年生)の影響です。小さい頃の私は、本当に"お兄ちゃんっ子"で、兄が行くところはどこにでも付いていく子だったんです。それで、私が5歳くらいのときに兄が空手を始めて、(道場に)付いていったのがきっかけでした。最初はふざけ半分で準備体操とかに混ざっていたくらいだったと思うのですが、気づいたら自分も(空手を)やっていたという感じです。

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