【男子バレー】未知の相手と戦う心構えをリベロ・山本智大が語る 自己評価は「ぼちぼち」も世界有数の守備力を発揮 (3ページ目)
【小川智大とのスタメン争い】
どの大会でも、どの試合でも、どの相手でも──。自分たちの、そして自分のプレーをすることは、山本のなかで揺るがぬ信念として宿っている。それは、チーム内競争に対しても同じ。
リベロの小川智大(ボグダンカ・LUK・ルブリン/ポーランド)とは今大会もそろって登録メンバー入りを果たしているわけだが、どちらを起用するかは、ロラン・ティリ監督にとっても悩ましい選択だという。ここ数年は常にふたりで守護神の座を競い合っており、今年のネーションズリーグでは1試合ごとに互いが起用された。その状況について、山本はこのように語る。
「これまでだとほぼすべての試合に自分が出ていたわけですが、今年は1試合に出て、次の試合は休む、という具合なので、そこは難しい部分です。ただ、競い合っているからこそ、コート上でいいパフォーマンスを発揮できているのも確かですから。
本音を言えば、もっともっと試合に出たい気持ちはありますし、それは彼(小川)もおそらく同じでしょう。本当に世界トップレベルの争いができていると感じますし、これだけ力のあるリベロがふたりとも試合に出ているチームは、世界的にもほかにありません。
このレベルで競えていること自体は、とてもうれしいです。あと何年、彼との争いが続くかわからないですけれど......そこを考えすぎることなく、自分のプレーをコート上で繰り出したいと思っています」
オマーン戦で白星発進を飾り、予選ラウンド第2戦は9月6日に世界ランキング44位のバーレーンと対戦する。力関係が計りにくい相手であり、かつ、リベロに関しても山本と小川、どちらが起用されるかはわからない。それでも、これだけは決まっている。
「自分たちがやるべきことは変わらない」
日本が誇る守護神は自信をのぞかせながら、不敵にほほえんだ。
著者プロフィール
坂口功将 (さかぐち・こうすけ)
1988年生まれ。兵庫県出身。関西学院大学時代に「スポーツを
取材する」ことの虜になり、不動産会社を経て2016年春から日 本文化出版(株)「月刊バレーボール」編集部で勤務。 2023年末に独立し、バレーボールを中心に取材・ 執筆活動を行なう。小学生から大学生、国内外のクラブリーグにナシ ョナルチームと幅広いカテゴリーを扱うほか、 バレーボール関連の配信番組への出演やイタリア・セリエAの解説 も務める。
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