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【男子バレー】未知の相手と戦う心構えをリベロ・山本智大が語る 自己評価は「ぼちぼち」も世界有数の守備力を発揮 (2ページ目)

  • 坂口功将●取材・文 text by Kosuke Sakaguchi

【パリ五輪予選での苦い体験】

 難しさがあったとすれば、相手の戦闘力が読めないことに加えて、この大会がオリンピック予選を兼ねていることも背景にある。

「どこが相手になっても難しいな、という雰囲気は感じているので、そういうムードに流されずに、自分たちのやることに集中したい」とは山本の言葉だ。オリンピック予選となれば、ほかの国際大会とは異なる緊張感や重圧が会場を包む。この日のオマーン戦も、そうだった。

「1、2セット目の展開(25-18、25-13)から、第3セットの入り方は非常に難しい部分がありました。前回のパリ五輪予選でも同様の展開で、3セット目を奪われてエジプトに負けたり、フィンランドにフルセットまで持ち込まれた部分がありましたから。そこはもう一回、引き締める必要があると考えています」

 山本がそう話したように、3年前のパリ五輪予選も決してラクな戦いではなかった。大会初戦のフィンランド戦は3-2(25-17、25-15、25-27、19-25、15-12)で辛くも勝利し、続くエジプト戦は2-3(25-14、25-10、23-25、23-25、13-15)と逆転負けを喫したことで一転、窮地に立たされた。

 結果的にその状況から五輪の切符をつかみとったわけだが、その苦い体験があるからこそ、今回のアジア選手権でも必要となる心構えや行動を山本は強調する。

「(オマーン戦の)第3セットは、それまでできていることが少しずつできていなかったと感じました。攻撃に関しては相手のブロックに引っかかったり、また相手にラッキーなディフェンスから決められる展開が続きました。そこはもう少し、自分たちからブロックディフェンスを徹底することなどが必要でした。

 セットを落としたことは反省ですが、まずはしっかりと勝っていくことが何よりも大事です。どの国に対しても戦える自信はあるので、準備を怠ることなく、プレーしていきたいと思います」

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