山内晶大はなぜ部員6〜7人の弱小バレー部に? 夏休みも練習2時間だけ、バイトで休みもOKな「ゆるさ」に惹かれた (3ページ目)
【夏休みも練習後にゲームセンター】
さらに同級生のひとりはバレーボール経験者であり、山内へ親身になってアドバイスを送るような存在だった。
「クラスは違いましたが、仲もよくて、いろいろと教えてもらっていました。今でも連絡を取り合っていますよ。
振り返れば、今もバレーボールを続けられている要因のひとつとして、彼の存在は大きかったと思います。『同級生がいなくて、自分も完全に素人』の状況だったら、おそらく続けることは難しかったと思いますから。おかげで高校3年間、バレーボールを続けられました」
仲間にも恵まれ、楽しく「ゆるく」過ごした高校生活。夏休み期間の部活といえば、練習が終わればコンビニやファミレス、ショッピングモールに足を運び、涼みながら食事をして、ゲームセンターで遊ぶ......というのがもっぱらだった。
バレーボール部に限らず、おそらくはいわゆる「一般的」な高校生たちが送るスクールライフを、当時の山内も送っていたのである。
しかし、高校3年生に差しかかるころ、その生活は一変する。
(つづく/文中敬称略)
◆山内晶大・後編>>練習がきつくて「お茶でおにぎりを流し込んだ」
【profile】
山内晶大(やまうち・あきひろ)
1993年11月30日生まれ、愛知県名古屋市出身。身長204cm、体重85kg。ポジション=ミドルブロッカー。名古屋市立工芸高でバレーボールを始め、愛知学院大3年時の2014年に日本代表デビュー。2016年にパナソニック パンサーズ(現・大阪ブルテオン)へ加入し、2021-22シーズンから4シーズン主将を務める。Vリーグのベスト6を3シーズン連続で受賞。オリンピックは東京大会、パリ大会に出場し、ネーションズリーグでは2023年に銅、2024年に銀メダルを獲得している。
著者プロフィール
坂口功将 (さかぐち・こうすけ)
1988年生まれ。兵庫県出身。関西学院大学時代に「スポーツを
取材する」ことの虜になり、不動産会社を経て2016年春から日 本文化出版(株)「月刊バレーボール」編集部で勤務。 2023年末に独立し、バレーボールを中心に取材・ 執筆活動を行なう。小学生から大学生、国内外のクラブリーグにナシ ョナルチームと幅広いカテゴリーを扱うほか、 バレーボール関連の配信番組への出演やイタリア・セリエAの解説 も務める。
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