【男子バレー】石川祐希も髙橋藍も深津英臣の「多彩なトス」を絶賛 無傷の12連勝を陰で支えた「2本目」のパス (2ページ目)
【深津のトスはスピード感が特徴】
国内リーグではすでに13シーズンを過ごした深津の実力は、日本のバレーボール選手なら誰もが認めるところ。日本代表の登録は2022年以降、途絶えていたが昨年に復帰を果たすと、今年は司令塔を務めることに。ネーションズリーグでは全試合でスタメンを飾った。
髙橋は深津について、このように語る。
「間違いなくこの予選ラウンド12連勝は、深津選手のおかげだと僕は思っています。深津選手が来てくれたことによって、チームの雰囲気もとてもいいですし、僕自身も気持ちよくスパイクを打たせてもらえています」
髙橋自身、この2シーズンは大同生命SVリーグのサントリーでジャンプ力やスイングスピードの向上に励み、アタッカーとしてのクオリティを高めてきた。その成果は日本代表においても、深津のトスによって最大限に生かされているのだという。
「深津選手のトスは、スピード感が特徴です。完全に相手ブロックが2枚そろわない状況で打つことができますし、かつ僕もスイングスピードが上がったぶん、相手にブロックシャットされる場面が減りました。その点は、まさに深津選手が入ってきたからこそだと思いますし、それが今の日本代表が強い理由のひとつだと感じています」
ただ、スピード感だけが深津の特徴ではない。
たとえば、アルゼンチン戦では石川のサーブレシーブが大きく乱れた場面で、深津はネットをくぐりぬけてボールをつなぎ、そのボールを石川が決めきった。さらには、時にはアンダーハンドで、時には片手で、トスを繰り出し攻撃を演出した。この試合、驚異のアタック決定率80%超えを記録した石川は語る。
「ほしいところでボールが来ますし、大事なところは外すことなく、僕や髙橋選手、西田選手にトスを上げているからこそ、『ここで取りたい』場面で1点が取れています。その結果、チームがうまく回っていると僕は思います」
その深津自身は大阪での4試合について、「サイドアタッカーに対する自分のトスが不安定で、3人に助けられました」と受け止めていたが、そのうえで「ファイナルラウンドはさらに強いチームが相手になるので、ちょっとしたミスがないようにしていきたい」と強く口にした。
2 / 3


