【男子バレー】日本代表と大阪ブルテオンの守備職人、山本智大の横顔「見返してやると思ったときが一番の転機」 (3ページ目)
【「個人的には日頃からあれを受けたい」】
山本はそう言いながらも、次の対戦を楽しみにするような明るい声を出した。
「(対策は)難しいけど、まずはエースを取られないこと。自分たちのコートでキープしながら、リバウンドを取ってうまくやることが大事だと思います。
オリンピックであれをやられたら、たしかにやばかったと思いましたけど、日本はきっと(対応)できるはずなので。個人的には、日頃からあれを受けて練習できたら一番いいですけど。自分のスキルアップにつながると思いました」
結局のところ、山本は心の底からバレーを楽しんでいる。反骨心以上に、その好奇心と上達の欲求こそ、リベロ山本の正体なのだろうか。
(つづく)
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山本智大(やまもと・ともひろ)
1994年11月5日生まれ、北海道江別市出身。小学1年生のときにバレーボールを始め、酪農学園大附とわの森三愛高、日本体育大を経て、2017年にFC東京(現・東京グレートベアーズ)に加入。2018年に日本製鉄堺ブレイザーズへ移籍するとレギュラーに定着し、2019年に日本代表に初選出された。東京、パリと2度の五輪のほか、世界選手権に5回、ネーションズリーグに5回、ワールドカップに2回出場。日本随一のリベロの座を確立している。2024-25シーズンのSVリーグのベストリベロ、2025年世界クラブ選手権のベストリベロにも選出されている。
著者プロフィール

小宮良之 (こみやよしゆき)
スポーツライター。1972年生まれ、横浜出身。大学卒業後にバルセロナに渡り、スポーツライターに。語学力を駆使して五輪、W杯を現地取材後、06年に帰国。著書は20冊以上で『導かれし者』(角川文庫)、『アンチ・ドロップアウト』(集英社)など。『ラストシュート 絆を忘れない』(角川文庫)で小説家デビューし、2020年12月には『氷上のフェニックス』(角川文庫)を刊行。パリ五輪ではバレーボールを中心に取材。
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