石川祐希が振り返る、ペルージャで感じた「力不足」と出番が減ったことでの新たな気づき (3ページ目)
――試合に出ない期間でさまざまな経験をしたことで、選手としての幅が広がったのではないでしょうか。
「そうですね。急に出場した時でも活躍できたこともありましたし、いい経験でした。もちろん試合に出続けるほうがいいですし、来季は今季以上にアピールしてスタメンで出る機会を増やしたいですが、ペルージャはほぼ同じメンバーなので、同じような役割を求められる時もあると思います。それでも今季の経験がある分、急に試合に出ることがあってもちゃんと活躍できるはずです」
(後編:「大きな価値がある」と誇る欧州CLのタイトル 周囲の盛り上がりに「それだけすごいことをしたんだ」>>)
【プロフィール】
◆石川祐希(いしかわ・ゆうき)
1995年12月11日生まれ、愛知県出身。イタリア・セリエAのペルージャ所属。星城高校時代に2年連続で三冠(インターハイ・国体・春高バレー)を達成。2014年、中央大学1年時に日本代表に選出され、同年9月に代表デビューを飾った。大学在学中から短期派遣でセリエAでもプレーし、卒業後の2018-2019シーズンからプロ選手として同リーグで活躍している。2021年には日本代表のキャプテンとして東京五輪に出場し、29年ぶりに決勝トーナメントに進出。2024年のパリ五輪でもキャプテンとしてチームをベスト8に導いた。
著者プロフィール
柄谷雅紀 (からや・まさき)
スポーツ記者、ライター。1985年生まれ、大阪府出身。筑波大男子バレーボール部で全日本大学選手権など多くの大会で優勝した。卒業後の2008年から大手新聞社で事件や事故、裁判の取材を経験。転職した2013年からスポーツの取材に携わる。2018年平昌五輪、2021年東京五輪、2022年北京五輪を始め、多くの競技を現地で取材している。@masaki_karaya
【写真】男子バレー日本代表キャプテン・石川祐希 フォトギャラリー
3 / 3