櫻坂46田村保乃と木村沙織が語り合うロンドン五輪の興奮とその裏側。「あんなに鳥肌が立つ試合はなかなかない」 (3ページ目)
メダルの裏側にあった「おにぎりパワー」
ーー試合以外に、ロンドン五輪の思い出を教えてください。
木村 ロンドン五輪の時、マネージャーさんと栄養士の方が毎日、試合や練習のあとにおにぎりを用意してくださいました。オリンピック村の食事は各国のご飯があるので、いろいろ食べられるんですけど、食べやすい小さめのサイズに握ってくれたおにぎりが本当に美味しくて。それがとても印象に残っていて、長い連戦のなかですごいパワーをもらっていたなって思います。
五輪のメダルって、選手分しかもらえないんですよ。監督にもスタッフの分もない。そういう方々も含めたチームのみんなで戦っているということで、表彰式が終わってからすぐ栄養士さんやマネージャーさんやスタッフの方にメダルをかけて、写真撮ったのをよく覚えています。
この記事に関連する写真を見る田村 そんなことがあったんですね。テレビで見ているだけではわからないので、これを聞けたことが貴重だなと思いますし、やっぱりそういう人と人とのつながりがあったからこそのあのすばらしい試合だったんだなと思いました。
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後編のテーマは、ふたりの近況や現在開催中のバレー女子世界選手権で活躍する現日本代表について。木村さんの今の暮らしや田村さんが注目しているバレー選手などについてお聞きしました。
後編につづく
撮影協力/TBS
【profile】
木村沙織 きむら・さおり
1986年生まれ、東京都出身。2003年、アジア選手権で代表デビュー。2005年、東レアローズに入団。2012年ロンドン五輪で銅メダル獲得。2012年に世界最高峰リーグであるトルコの「ワクフバンク」に移籍し、ヨーロッパチャンピンズリーグ優勝を経験。2016年リオデジャネイロ五輪でキャプテンとしてチームを牽引した。2017年に引退。現在は、元バレーボール選手で夫の日高裕次郎氏とカフェ・バーを営みながら、マルチに活動している。
田村保乃 たむら・ほの
1998年生まれ、大阪府出身。幼少期にバレーボールを始め、大学途中までプレー。2018年、坂道合同オーディションに合格し、欅坂46(現・櫻坂46)の2期生としてアイドル活動をスタート。2021年には自身初の写真集『一歩目』(小学館)を発売。櫻坂46通算3枚目のシングル『流れ弾』ではセンターを務めた。
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