2016.01.05

「春高バレー」開幕! 2020東京五輪の主力と期待される5人

  • 中西美雁●文 text by Nakanishi Mikari 坂本清●写真 photo by Sakamoto Kiyoshi

 全国の高校生バレーボール選手たちの憧れの大会である、「春高」こと全日本バレーボール高等学校選手権大会が5日開幕する。

 2020年東京五輪での活躍が期待される有望選手を集中的に強化する「Team CORE」に選ばれた選手も出場するこの大会。優勝争いとともに、将来を嘱望されている彼らがどんな活躍を見せてくれるのかも大いに気になるところだ。

全日本でも活躍した金蘭会の宮部藍梨

 女子で最も期待されているのは、2015年夏にワールドグランプリ埼玉大会で華々しく全日本シニアデビューを果たした宮部藍梨(2年)。イタリア戦で途中出場し、チーム2位の18得点をたたき出した。身長182cm、最高到達点309cmという次世代の全日本を背負うエースだ。

 しかし、所属する金蘭会高校は昨年度インターハイ、国体、春高と3冠を成し遂げながら、今年度はインターハイでまさかの2回戦敗退、国体が3位とまだ全国のタイトルが獲れていない。夏以降、ずっと腰痛に苦しんでいる宮部不在の影響が如実に出ている。11月の段階では池条義則監督が「今は(腰の)調子が悪く、春高までには何とかなるといいのですが」と語っていたが、宮部は12月下旬に行なわれた皇后杯ではVプレミアリーグ・岡山シーガルズ戦に出場。約4ヶ月ぶりにコートに立つと、岡山相手にスパイクも決め、復活の手応えをつかんだ。

 金蘭会は今回の春高で第1シードだが、順当に行けば初戦となる2回戦で、過去に2度3冠に輝き、女子史上最長の春高5連覇を成し遂げた名門・東九州龍谷高校と対戦する。大会の前半は宮部を休ませたいところだったが、皇后杯でV・チャレンジリーグIの柏を破った東龍を下して勝ち進むには、おそらく彼女の力が必要となってくるだろう。大会序盤からいきなりヤマ場を迎えることになる。東龍にもTeam COREのメンバーである吉岡美晴選手が所属しており、エース対決も見どころになるだろう。