会ったばかりの急造ペアが、全豪男子ダブルスで日本初のベスト4進出 (4ページ目)

  • 神 仁司●文・写真 text & photo by Ko Hitoshi


 2017年9月には初選出されたデビスカップ・ワールドグループプレーオフでのブラジル戦で代表デビュー飾り、同年10月のジャパンオープンでは、内山靖崇と組んで初出場でATPツアー初優勝を果たした。この2つの大会で、世界トップレベルのダブルスチームと対戦した試合経験がマクラクランの自信になり、今回の全豪でもシードペアを相手にしてもまったく気後れすることはなく、勝利への大きな推進力となった。

 全豪男子ダブルス準決勝で、マクラクラン/ストルフ組は、ダニエル/イングロト組とマラッチ/パビッチ組との勝者と、1月25日に対戦する予定だ。

「まだ終わりたくない。全部すごく楽しいから。同じ調子を出せれば、勝てる自信がある。同じように準備して頑張りたい」

 グランドスラムの準決勝という、マクラクランがこれまでのキャリアで経験したことのない舞台でのプレーになるが、シュトルフとのコンビネーションが最大限に機能し、第1シードを倒した勢いを持続できれば、初の決勝進出は決して夢ではない。

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