「オールブラックスに最も近づいた男」坂田好弘は700トライも積み重ねたラグビー殿堂入りのレジェンド (4ページ目)
【人生を変えたラグビーとの出会い】
フランスで行なわれた2007年ラグビーワールドカップの開会式典には、世界各国の伝説的なラガーマン「ラグビースターズ」の一員として登場。2012年にIRB(国際ラグビー評議会)より日本人として初めて「国際ラグビー殿堂」に選ばれた。
「(ラグビーフットボールの発明者)ウェッブ・エリスと同じところに名を並べるのはうれしい。名誉なことだと思います。ラグビーをずっとやってきて、一生懸命やってきた結果だと思う。ラグビーに感謝しています」
坂田の好きな言葉は「Rugby Opens Many Doors」。偶然出会ったラグビーが可能性というドアをいくつも開き、168cmの小さな背中を押し続けたラグビー人生だった。
著者プロフィール
斉藤健仁 (さいとう・けんじ)
スポーツライター。 1975年4月27日生まれ、千葉県柏市育ち。2000年からラグビーとサッカーを中心に取材・執筆。ラグビーW杯は2003年から5回連続取材中。主な著書に『ラグビー『観戦力』が高まる』『世界のサッカーエンブレム完全解読ブック』など多数。
4 / 4