2014.11.07

ラグビーW杯開催立候補地、発表!釜石での開催はあるか?

  • 松瀬 学●文・写真 text & photo by Matsuse Manabu

 2019年に日本で開催されるラグビーのワールドカップ(W杯)の大会組織委員会は5日、岩手県・釜石市など14カ所が開催地に立候補したと発表した。来年3月に決まるW杯会場の目安は「10~12カ所」。果たして、アジア初のW杯の開催地はどこになるのだろうか

立候補地を発表する大会組織委員会・嶋津昭事務総長

「多からず、少なからずというか。それぞれの団体(自治体)が深く考えて、関係方面と調整して出した結果ですから。多ければいいというものでもありません」。大会組織委の嶋津昭事務総長はまず、そう口を開いた。昨年、60を超える自治体がW杯開催に興味を示していたが、ふたを開けてみると、わずか14カ所にとどまった。

 開催立候補は、北から札幌市(札幌ドーム)、岩手県・釜石市(釜石鵜住居復興スタジアム=仮称)、仙台市(仙台スタジアム)、埼玉県・熊谷市(熊谷ラグビー場)、東京都(新国立競技場=仮称)、静岡県(小笠山総合運動公園エコパスタジアム)、愛知県・豊田市(豊田スタジアム)、京都市(西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場)、大阪府・東大阪市(花園ラグビー場)、神戸市(御崎公園球技場)、福岡市(東平尾公園博多の森球技場)、長崎県(長崎県立総合運動公園陸上競技場)、熊本県・熊本市(熊本県民総合運動公園陸上競技場)、大分県(大分スポーツ公園総合競技場)となる。
 
 注目すべきは、まず「14」という数だろう。開催自治体が負う分担金や財政負担、スタジアムの後利用で苦労している2002年サッカーW杯の”トラウマ”もあったのだろう。ラグビー熱の足りなさもあってか、7万2千人収容の横浜国際総合競技場のある横浜市や、4万人収容の新スタジアムが来年に完成予定の大阪府・吹田市などは立候補を見送った。
 
 結果、6万人以上の収容能力が目安となっている準決勝と3位決定戦も8万人収容の新国立競技場で実施する公算が強まった。19年完成予定の新国立では既に、開幕戦と決勝が行なわれることが決まっている。