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元アマ横綱・花田秀虎のNFL挑戦2年目でわかったこと「ドラフト候補のレベルはケタ違い。見たことのない動きをする」 (5ページ目)

  • 永塚和志●取材・文 text by Kaz Nagatsuka

【久々の相撲を取って...全然いける】

── 古巣の日体大では相撲部の練習にも参加されていましたね。

「はい、参加させていただきました」

── あれはなぜ?

「コンタクト練習の一環です。アメリカだとデカくて強い人が多くいるので、コンタクト系の練習には事欠かないんですけど、日本だとそうもいかないので、母校である日体大相撲部の練習に参加させていただきました」

── とはいえ、まわしを締めるのは久々だったのでは?

「久々ですね......。でも、日本に帰ってきた時は相撲場で、四股、すり足くらいはやるんで。稽古では久々に相撲を取りましたけど、まだ全然いけるな、みたいな(笑)」

(つづく)

◆花田秀虎・後編>>「大の里関のポテンシャルは当時から最強」


【profile】
花田秀虎(はなだ・ひでとら)
2001年10月30日生まれ、和歌山県和歌山市出身。小学2年時から相撲を始める。和歌山商高では1年時に全国高校選抜大会・個人戦で優勝。2年・3年時には世界ジュニア選手権の無差別級で2連覇を果たす。日体大に進学後の2020年、全日本相撲選手権で優勝して「アマチュア横綱」となる。大学1年での優勝は1984年の久嶋啓太(元・久島海)以来36年ぶりふたり目。日本人初NFLプレーヤーとなるべく、現在は日体大を休学してコロラド州立大でプレーしている。185cm、130kg。

著者プロフィール

  • 永塚和志

    永塚和志 (ながつか・かずし)

    スポーツライター。前英字紙ジャパンタイムズスポーツ記者。Bリーグ、男女日本代表を主にカバーし、2006年世界選手権、2019W杯等国際大会、また米NCAAトーナメントも取材。他競技ではWBCやNFLスーパーボウル等の国際大会の取材経験もある。著書に「''近代フットボールの父'' チャック・ミルズが紡いだ糸」(ベースボール・マガジン社)があり、東京五輪で日本女子バスケ代表を銀メダルに導いたトム・ホーバスHC著「ウイニングメンタリティー コーチングとは信じること」、川崎ブレイブサンダース・篠山竜青選手 著「日々、努力。」(ともにベースボール・マガジン社)等の取材構成にも関わっている。

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