ツイッターフォロワー数76.4万人のフィリピン人、YOUは何しに日本へ? 実は八村塁と並ぶジョーダンブランド契約選手だった (3ページ目)

  • 永塚和志●取材・文 text by Kaz Nagatsuka
  • photo by ©︎SHIGA LAKES

フィリピン人のラベナは滋賀で暮らしているフィリピン人のラベナは滋賀で暮らしているこの記事に関連する写真を見る── あなたとサーディ選手は、お父さんがフィリピンのプロバスケットリーグで元スター選手だったフェルディナンド・"ボン"・ラベナさんで、お母さんのモジーさんも元バレーボール選手。妹さんのダニ・ラベナさんも現在フィリピンでプロバレーボール選手として活躍(アカリ・パワー・チャージャーズというチームに所属し、同チームでモジーさんもマネージャーを務めている)されていて、ふたりともいわばフィリピンの「華麗なるスポーツ一家」の出です。SNSでの人気は、有名なアスリート一家に育ったことも関係していると思いますか?

「そうだね。そこは要因の大きなひとつだと思うよ。両親ともアスリートで、きょうだいも皆、プロのアスリート。僕らのように家族にアスリートだらけという例は、フィリピンで少ないと思うしね。みんなが僕らをよく知ってくれているのは、そのおかげもあると思う。

 その意味では、僕らはあくまでいち個人ではあるのだけども、そういう家族を持っていることの責任も背負っていると言える。多くの人たちが僕らを個人として見てくれている一方で、ひとつのファミリーの一員だという見方もするから、家族とのつながりを密にして、僕らは僕らの家族を代表しているのだと認識しておかねばならないし、発言ひとつとっても責任を持ってなければいけないんだ」

── ラベナ選手自身はフォロワー数を日々、数えたりはしていますか?

「いや、それはしていないな。それほどフォロワー数を気にしてはいないから。だけどフォローしてくれている人たちには感謝しているよ」

── フォロワーの多くがフィリピン人なのではないかと想像するのですが、日本人はどのくらいいるでしょうね。

「うーん、少なくとも1万人くらいは日本のファンじゃないかな。おおざっぱな推測なんだけど(笑)。だけど僕は今、日本にいるわけだし、僕のことを見てくれている日本の人の数は増えていると思う。仮に本当に1万人いたとしたら、それはものすごく大きな数字だよ。日本のファンの前でプレーすることは、喜びを与えてくれるんだ」

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