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ツイッターフォロワー数76.4万人のフィリピン人、YOUは何しに日本へ? 実は八村塁と並ぶジョーダンブランド契約選手だった (2ページ目)

  • 永塚和志●取材・文 text by Kaz Nagatsuka
  • photo by ©︎SHIGA LAKES

「んー、まあそうだね。たしかに僕はサーディよりもフォロワー数が多い。だけど、彼のほうが獲得した優勝回数は多いんだよ(大学時代の優勝回数はキーファー2度、サーディ3度)、ハハハ。だから、僕がフォロワー数のことを持ち出したら、彼は優勝回数で反撃してくる感じさ。

 それはさておき、僕らはふたりとも違った意味で人々に認知されているし、兄弟だから本気で争っているわけじゃないよ。僕らはそれぞれに自分たちがいる立場を誇りに思っているし、日本でそうやって誇れるキャリアを続けていきたいよね」

── サーディ選手とSNSのフォロワー数について話すこともあるんですか?

「頻繁にはないよ。SNSはなくてはならないもの、というわけではないしね。大事なのは、フォロワー数よりも中身。つぶやくのなら責任を持ってつぶやかないといけない。

 僕などはツイッターとインスタグラムを合わせて120万人ほどのフォロワーがいるわけだけど、つまりはそれだけ多くの人々が僕のことを注視しているということなんだ。だからいつも社会的な責任感を持っておく必要があるし、SNSに何かをあげるということは、自分のクラブや組織、自身のすべての行動を反映するものであるという意識がなければならないと思っているよ」

── SNSに何かをアップする際には、常に気を配っているんですね。

「そのとおり。インスタやツイッターだけではなくて、インターネット全般に言えることなんだけど、何かを残す時には細心の注意を向けるべき。なぜなら1度、ネットにあげたらそれが一生残るから。あまり自身の私生活を見せすぎないようにすべきだよ。

 だけど実際、日本に住んでいると、何かをアップしないのも難しいんだ。日本はとても美しい国だし、僕の住んでいる滋賀にはきれいな琵琶湖もあって、そういう僕が訪れた場所の光景や音などをみんなに知ってもらいたいという衝動を抑えるのに苦労しているよ(笑)。

 ただ、なんでもかんでもあげるべきだとは思わない。自身のプライベートなことは自身のなかにとどめておくほうがいい。すべてをSNSで披露する必要なんてないんだから」

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