NBA3連覇か、黄金時代の終焉か。王者・ウォリアーズの「不安要素」 (3ページ目)

  • 杉浦大介●文 text by Sugiura Daisuke
  • photo by Getty Images

 1年前のプレーオフでは、ウォリアーズ相手に一時は3勝2敗と王手をかけたロケッツ。今季は序盤こそ出遅れたものの、大事な時期に計ったように調子を上げてきた。リーグ得点王のジェームズ・ハーデンを軸に、2月23日以降は20勝4敗と快進撃。順当ならばカンファレンス・セミファイナルで実現するであろうウォリアーズとロケッツの因縁の対決は、今季の覇権を左右する大勝負になるだろう。

 プレーオフの階段を上る過程で、史上最高級のスター軍団に真のケミストリーは生まれるのか。ウォリアーズのメンバーがまとまりさえすれば、ファイナルで対戦するイースタン・カンファレンスの強豪も恐れるに足らない。

 今季終了後に本当にデュラントが去るとすれば、現型のウォリアーズが見られるのは今春が最後。2009年にカリーが入団して以降に始まった"グロリアス・ロード"は、もうすぐクライマックスを迎える。

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