2018.09.03

不祥事発覚の男子バスケ。
残された人たちはいかに戦い、どう思ったか

  • 浅田真樹●取材・文 text by Asada Masaki
  • 藤田真郷●撮影 photo by Fujita Masato

 不祥事に揺れた男子バスケットボール日本代表が、アジア大会最後の試合となる7、8位決定戦で、地元・インドネシアを84-66で下した。最終順位は7位にとどまったが、有終の美を飾り、”残された8人”による過酷な戦いを締めくくった。

残ったメンバーで最後まで奮闘した男子バスケットボール日本代表 それは前代未聞の出来事だった。

 アジア大会予選ラウンド第2戦を終えた夜、代表メンバーの4人、永吉佑也(京都ハンナリーズ)、橋本拓哉(大阪エヴェッサ)、佐藤卓磨(滋賀レイクスターズ)、今村佳太(新潟アルビレックスBB)が日本選手団の公式ウエアを着たまま、ジャカルタ市内の繁華街に出かけて買春行為を行なったことが発覚。選手団からの追放処分を受けたのである(その後、1年間の公式試合出場資格はく奪処分となった)。

 事件については、すでに多くのメディアが報じているのでここで細かくは触れないが、これによってチームは、12人の登録メンバーのうち、4人を失うこととなった。

 今大会でチームの指揮を執った、エルマン・マンドーレ・ヘッドコーチ代行が、厳しい口調で振り返る。

「我々は不祥事が起こる以前から、選手には(私生活に)気をつけるように伝えていたにもかかわらず、こういうことが起きてしまった。今回はこうやって新聞記事になってしまい、残念だが、もしこれが記事にならなかったとしても、自分は絶対に選手たちを叱っている。

 代表というのは、それだけ大事なところだということは、常に言っているつもりでしたが、今後も気をつけていかないといけないと思っています。起きてしまった過去は変えられないので、残った選手がこれからも立派に代表選手としてやっていけるように教育していきたいと思います」