【NBA】シーズン開幕。「東の絶対王者」キャブスは止められるのか? (2ページ目)

  • 水野光博●文 text by Mizuno Mitsuhiro  photo by AFLO

表は昨季の順位。丸数字は昨季プレーオフ進出チーム表は昨季の順位。丸数字は昨季プレーオフ進出チーム 昨季のファイナル初戦で左ひざを骨折したカイリー・アービング(PG)と、今オフに手首の手術を決断したイマン・シャンパート(SG)の復帰は年明けと言われている。だが、もしスタートダッシュでつまずこうとも、「キング」レブロン・ジェームズ(SF)がいるかぎり、キャブスの不安要素は皆無だろう。

 今年9月、アメリカのスポーツ総合誌『スポーツ・イラストレイテッド』がウェブサイト上で、「2015-2016シーズンのプレーヤーランキング・トップ100」を発表したところ、2年連続でレブロンが1位となった。昨シーズン、NBAファイナルで「ビッグ3」のうちのふたり(ラブ&アービング)を欠きながら、鬼神のごときレブロンの活躍でウォリアーズと互角に渡り合ったのは、記憶に新しいところ。ふたたびビッグ3が形成されれば、キャブスがイースタンの首位戦線を独走する可能性もある。

 そんなキャブスの独走に待ったをかける筆頭は、やはりシカゴ・ブルズ(イースタン3位)だろう。今オフは大きな補強こそないものの、26歳のジミー・バトラー(SG)がMIP(※)を獲得し、24歳のニコラ・ミロティッチ(PF)もオールルーキー1stチームに選出されるなど、若手の成長が著しい。

※MIP=最も成長した選手に贈られる賞。

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