2024F1ニューマシン&ドライバー紹介 レッドブルの牙城を崩すのはどこか? (3ページ目)

  • 吉田知弘●取材・文 text by Yoshita Tomohiro

フェラーリSF-24 photo by BOOZYフェラーリSF-24 photo by BOOZYこの記事に関連する写真を見る【フェラーリ】

 レッドブルが22戦21勝と圧倒的な強さを見せた2023シーズン、第16戦シンガポールGPでレッドブルに勝利したのがフェラーリだった。予選ではレッドブル勢をしのぐことも少なくなく、スプリントレースを含めると5度のポールポジションを記録した。

 今シーズンのマシン『SF-24』は、フロントノーズが前年より太くなった印象。そのほか、フロントウイング周りやサイドポンツーンの形状が見直されている。また、カラーリングにはフェラーリのトレードカラーである赤をベースに白と黄色のラインが入っているのも特徴だ。

 2024年もドライバー体制は変わらずシャルル・ルクレールと、昨年シンガポールGPで優勝を飾ったカルロス・サインツの布陣となる。しかし、開幕前にもかかわらず2025年からルイス・ハミルトンがフェラーリに加入することが発表され、サインツが今年いっぱいでチームを離脱することが決定した。

 苦戦を強いられながらもトップ奪還のために戦い続けるフェラーリ。ルクレール&サインツ体制での集大成の1年となりそうだ。


<No.16/シャルル・ルクレール>
1997年10月16日生まれ(26歳)。モナコ国籍。F1経歴=ザウバー(2018)→フェラーリ(2019〜)。優勝=5回。2023年ドライバーズランキング5位。

<No.55/カルロス・サインツ>
1994年9月1日生まれ(29歳)。スペイン国籍。F1経歴=トロロッソ(2015〜2017)→ルノー(2017〜2018)→マクラーレン(2019〜2020)→フェラーリ(2021〜)。優勝=2回。2023年ドライバーズランキング7位。

3 / 5

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る