なぜ2021年のF1が「史上最高のシーズン」となったのか。中野信治が指摘する大手メディア企業の存在 (4ページ目)

  • 川原田 剛●構成 text by Kawarada Tsuyoshi
  • 桜井淳雄、村上庄吾●写真 photo by Sakurai Atsuo, Murakami Shogo

 ハミルトンとフェルスタッペンのチャンピオン争いは数々のドラマを生み、新たなファンを呼び込みました。同時にリバティ・メディアがコース外でいくつもの新たな試みを行ない、F1が夢を持てる、すばらしい世界だというイメージを再構築できたという意味でも2021年は画期的なシーズンだったと僕は感じています。

(中編「ハミルトンとフェルスタッペンの強さ」へつづく)

【Profile】 
中野信治 なかの・しんじ 
1971年、大阪府生まれ。F1、アメリカのCARTおよびインディカー、ルマン24時間レースなどの国際舞台で長く活躍。現在は豊富な経験を活かし、SRS(鈴鹿サーキットレーシングスクール)副校長として若手ドライバーの育成を行なっている。また、DAZN(ダゾーン)のF1中継や2021年からスタートしたF1の新番組『WEDNESDAY F1 TIME』の解説を担当している。

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