2020.07.15

フェルスタッペンにGTドライバーが挑戦!バーチャルレースなら勝てる?

  • 川原田剛●取材・文 text by Kawarada Tsuyoshi
  • 村上庄吾●撮影 photo by Murakami Shogo

コロナ禍のスーパーGTドライバー 後編

 国内最高峰のスーパーGTが7月18、19の両日に富士スピードウェイでいよいよ開幕する。3月中旬に岡山で行なわれた公式テストの後、新型コロナウイルスの感染拡大により、すべてのテストとレースは延期・中止となっていた。
 自粛期間中、F1やスーパーGTなどトップカテゴリーに参戦する多くのドライバーたちは自宅でシミュレーターを使った練習に取り組んだり、バーチャルのレースに出場したりしていた。
 スーパーGTに参戦する塚越広大選手(ケーヒン・リアル・レーシング)もその一人。国内トップドライバーにシミュレーターの効果や、ついに再開されるスーパーGTへの意気込みを聞いた。
シミュレーターで練習する塚越広大選手。フェルスタッペンらF1ドライバーの記録に挑戦-ーF1ドライバーのマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)やランド・ノリス(マクラーレン・ルノー)はシミュレーターのドライブで、イギリスのドニントン・パークを1分18秒台のタイムで走行しています。塚越選手が挑戦した結果、走り始めは1分28秒台でしたが、5周目には24秒台までタイムを縮めてきましたね。

塚越 それでもフェルスタッペンたちとの差は6秒もあります。僕はドニントンを走ったのは今回初めてで、マシンに燃料を多く積んでいました。燃料の搭載量を減らして、もっと攻めていけば21秒台ぐらいはいけそうなイメージがあります。セットアップも詰めていけば20秒を切れるかもしれませんが、そこから18秒台までどうやってタイムを詰めていけばいいのか......。

 シミュレーターでは走行後に自分の走りをリプレー映像でチェックできますし、車速やエンジン回転数などを記録したデータロガーを見ることも可能です。それらを確認しながら自分の走りを分析・改善していく作業は、リアルの世界と一緒です。練習になるし、おもしろい。

-ーシミュレーターのマシンは、セットアップに関してどのようなことができるのですか?