2020.02.14

MotoGP3年目の中上貴晶がテストで
予想外の苦戦。「ズキンとくる」

  • 西村章●取材・文・撮影 text & photo by Nishimura Akira

 2020年シーズン、中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)はMotoGP3年目のシーズンを迎える。

 昨年は、第8戦・オランダGPで転倒に巻き込まれた際に右肩を負傷。第16戦・日本GP後に手術を行なって、終盤3レースを欠場した。早めに治療とリハビリを開始することで、できるかぎり万全に近い形で翌シーズンへの準備を進めよう、ということがその理由だった。

セパンでのテストを終えた現在の心境を聞いた 年が明けた1月には、排気量の小さなバイクやモトクロスなどのトレーニングも開始。2月7日から3日間のスケジュールで行なわれたマレーシア・セパンのプレシーズンテストで、約4カ月ぶりにMotoGPマシンへ跨がった。

 3日間のテストを終えた結果は、トップタイムから1.511秒差の23番手。直面したのは、事前に期待したほどにはまだ肩の回復が進んでいない、という厳しい現実だった。

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「10月末に手術をしたので、日数的には3カ月以上ぶりにMotoGPバイクに乗ったんですが、正直なところ、万全な状態にはまだほど遠いです。実際に乗ってみて感じたのは、筋力不足もそうなんですが、可動域が十分ではなく、痛みも出てきているので、全然思いどおりに走れていないです」