佐藤琢磨はホンダの実力派チームに移籍。インディ最終戦はシボレー圧勝 (5ページ目)

  • 天野雅彦●文 text by Masahiko Jack Amano 松本浩明●写真 photo by Hiroaki Matsumoto

「忘れられないシーズンになりました。チームとともに素晴らしい時間を過ごし、No.26のメカニックたちと深い絆で結ばれました。アンドレッティ・オートスポーツのメンバーひとりひとりに十分なお礼を申し上げることなど、とてもできそうにありません。本当に最高のシーズンでしたし、信じられないような栄冠を獲得できたと思います。

 今日の結果は残念でした。なんとかして好成績を挙げたかったのですが、これがモーターレーシングというものです。皆さんのご声援に心からお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。

 厳しくて、まるでジェットコースターのようなシーズンでしたが、僕たちは、とりわけ最後の6レースでは驚くようなスピードを示すことができました。いつもホンダのトップドライバーのひとりでいられたのは信じられないようなことです。このことは、No.26のメンバーとともに誇りに思うところで、素晴らしい1年に起きたすべてのことにお礼を申し上げたいと思います」

 このようなコメントで今シーズンを締めくくった琢磨は、週明けの9月20日、2018年はレイホール・レターマン・ラニガン・レーシング (RLL)へと移籍し、グレアム・レイホールとの2カー体制で戦うことを発表した。実力を伸ばし、どのタイプのコースでも安定した速さを発揮するようになったRLLなら、琢磨の実力はより一層活かされる可能性が高い。来年も、今シーズン以上の活躍を見せることが期待できそうだ。

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