「ホンダのせいにできないコース」で問われるマクラーレンの車体性能 (6ページ目)

  • 米家峰起●取材・文 text by Yoneya Mineoki

 実のところ、昨年のハンガリーGPでアロンソはFP-1(フリー走行1回目)から決勝まで全セッションで7位という結果を記録している。今年もその3強チームの壁を乗り越えることはまだ難しいと言う。

 それでも、手を伸ばしても届かないほどの差を見せつけられるのと、むしろその差が縮まっているのが見えるのとでは、大きく意味は違ってくる。

 厳しい視線を向けながらも、アロンソはここハンガリーで自分たちの真価を試すのを楽しみにしている。

「ハンガロリンクを今シーズンここまでで一番のポイントにしたい。そして、シンガポール(第14戦)やシーズン終盤にはもっといい場面も作り出せればと思っているよ」

 車体性能がモノを言うハンガロリンクで、マクラーレン・ホンダはどこまで上位に肉薄できるのか。真の試金石を見逃してはいけない。

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