【F1】待望のホンダ優勝と日本人ドライバー登場はいつか? (4ページ目)

  • 米家峰起●取材・文 text by Yoneya Mineoki  桜井淳雄●撮影 photo by Sakurai Atsuo(BOOZY.CO)

 また、昨年17歳でF1デビューを果たしたマックス・フェルスタッペンは、2015年の新人賞とアクション・オブ・ザ・イヤー、パーソナリティ・オブ・ザ・イヤーの三冠を得た。彼はオーバーテイクで見るものを感心させただけでなく、最年少出場、完走、入賞記録を更新したが、今後はリードラップ、ファステストラップ、ポールポジション、表彰台、優勝、そしてタイトル......と、まだ18歳の彼が史上最年少記録を更新する可能性は高い。セバスチャン・ベッテルがその多くを21歳で達成して記録を保持しているが、フェルスタッペンは2018年シーズンまで記録更新のチャンスがある。

 新人不作のシーズンだとしても、若手フェルスタッペンの走りにも注目したい。

(9)マクラーレン・ホンダの優勝はあるのか?

 日本のF1ファンがもっとも気になるのは、やはり、「マクラーレン・ホンダはいつになったら勝てるのか?」という点だろう。

 現実的に考えて、2016年にいきなりメルセデスAMGの牙城を崩すことは難しい。表彰台とて、フェラーリを超えられなければ難しいだろう。まずは中団グループで安定してポイント圏内を争うこと、そして上位が自滅するチャンスがあれば、表彰台をしっかりと掴める位置にいること。まずはそれが目標だ。

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