【NASCAR】アメリカレース界・伝説の名ドライバーが拳銃自殺
★アメスポ事件簿78★
アメリカのレース界で50年以上、ドライバーとして活躍したディック・トリックル(71歳)が、拳銃自殺を図り、自らの命を絶った。
自殺した現場は、ノースカロライナ州にある森林墓場。トリックルは警察の緊急通報用番号に電話をかけ、「この墓場に死体が置かれる。自殺だ」と通報。警察が「誰の死体なのか?」と尋ねると、「私のだ」と言い残し、電話は切られたという。警察が駆けつけたときには、すでに自殺していた。
トリックルはここ数年、身体の痛みに苦しみ、うつ病を発症していたと報じられている。50年近いドライバー人生で、トリックルは約2200ものレースに出場。レースの大小含めて通算勝利数は1200勝以上を記録し、伝説のドライバーとして知られていた。NASCARには1989年から参戦し、48歳で新人王を獲得。NASCARチェアマン兼CEOのブライアン・フランスは、「私は彼の大ファンだった」と、追悼の意を表明した。