【MotoGP】序盤戦総括。「3強」とロッシの差は縮まらず
バルセロナで行なわれたシーズン第6戦カタルーニャGPは、今季の勢力構図を象徴する結果になった。
優勝はホルヘ・ロレンソ(ヤマハ・ファクトリー・レーシング)。オープニングラップでホールショットを奪い、1コーナーに先頭で飛び込んでゆくと、あとは一度も前を譲らず、前戦のイタリアGPに引き続き2連勝で今季3勝目。ランキング首位のD・ペドロサ(レプソル・ホンダ・チーム)に7ポイント差と迫った。
第6戦のカタルーニャGPはホルヘ・ロレンソが勝利。ランキングトップのダニ・ペドロサとの差を詰めた そのペドロサは、レース終盤にロレンソからやや引き離されたものの、今回も2位でフィニッシュ。開幕戦で4位に終わった以外は、全戦で表彰台を獲得する水準の高さを維持し、ランキング首位の座を守った。
「ムジェロ(イタリアGP)では中盤にギャップを開くことができたけれども、今回はずっとキツかった。暑いコンディションだったので、肉体的にも疲労した。今回は非常にメンタルな要素の強いレースだったと思う。ラスト5周で、勝てる程度に引き離すことができた。ダニは最後までけっしてあきらめなかったけど、コンスタントに走れない問題を何か抱えていたのだろう」(ロレンソ)
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