2012.07.11

【MotoGP】まさに互角。ロレンソ、ペドロサ、ストーナー「3強」の争い

  • 西村章●取材・文 text by Nishimura Akira
  • 竹内秀信●撮影 photo by Takeuchi Hidenobu

ドイツGP優勝はペドロサ。今季初勝利を飾った 第8戦ドイツGPを終え、チャンピオンシップの行方は前回の当コラムで予測したとおり、ますます混戦の様相を呈する結果になった。

 得意のザクセンリンクサーキットで3年連続優勝を達成したダニ・ペドロサ(レプソル・ホンダ)は、25ポイントを加算。

 ペドロサの背後にピタリとつけ、最終ラップ最終コーナーで乾坤一擲(けんこんいってき)の勝負を仕掛けるチャンスをうかがっていたチームメイトのケーシー・ストーナーは、そのひとつ手前の第12コーナー進入で転倒を喫し、ノーポイントに終わった。

 そして、彼らから離されて3番手を走行していたホルヘ・ロレンソ(ヤマハ・ファクトリー)は、ストーナーが転倒したために2位でチェッカーを受け、20ポイントを獲得した。

 その結果、今大会前にはロレンソ140、ストーナー140、ペドロサ121、という状態だった3人の得点差は、ロレンソ160、ペドロサ146、ストーナー140、へと変化した。ロレンソとストーナーの点差は20ポイントに広がっているが、これは両者の均衡が崩れたというよりもむしろ、ほんのわずかの出来事で順位と攻守の流れがあっさり入れ替わるくらいに、チャンピオン争いは混迷の度を深めている、と見たほうが適切だろう。とくに今回のレースで優勝を遂げたペドロサの圧倒的なレース運びと勝ちっぷりを思えば、ますますその感が強くなる。

 冒頭にも触れたが、ストーナーは最後の最後でペドロサをオーバーテイクして逆転優勝を狙っていたのだという。