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【競馬予想】「戦国」の皐月賞 人気の重賞ウィナーたちの影に隠れた実力馬2頭の大駆けに注意せよ (2ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Masamitsu Tsuchiya

 であれば、今年も共同通信杯(2月15日)から臨んでくる勝ち馬リアライズシリウス(牡3歳)、3着ロブチェン(牡3歳)は当然無視できませんが、トライアル組も軽く見てはいけません。

 とりわけ、皐月賞と同じ条件で行なわれる弥生賞組。やはり、事前に同じ距離やトリッキーな舞台を経験できるのは大きな意義があります。昨年の皐月賞の覇者ミュージアムマイルも、弥生賞(4着)での体験を生かして鮮やかな勝利を飾りました。

 過去10年においても、弥生賞組が1勝、2着5回、3着2回と好成績を残しています。今年は勝ったバステール(牡3歳)をはじめ、上位3頭が出走しますが、最も魅力を感じているのは2着馬のライヒスアドラーです。

 弥生賞ではスタートで出負けして挟まれるロスがありながら、うまくリカバリーして5番手を追走。最後は勝ち馬に出し抜けを食らいましたが、コンマ1秒差の2着と地力や舞台適性の高さを十分に示したと言えます」

 ライヒスアドラーはここまで3戦して、いずれも3着以内。新馬戦以外は重賞で好走を続けており、まったく底を見せていないのも強調材料だ。

「2戦目のGⅡ東京スポーツ杯2歳S(3着。11月24日/東京・芝1800m)のあと、当初は共同通信杯を目標に帰厩しましたが、体調面が整わずに予定を延ばした経緯があり、前走は決して万全の調整過程ではなかったと思います。その点を考慮すれば、計画どおりに運んでいる今回は間違いなく上積みが見込めます。

 鋭い決め手を発揮した新馬戦(9月14日/中山・芝1800m)は余裕を残した仕上げで勝ちきったところに大きな価値があり、続く東スポ杯2歳Sでも窮屈な馬群の内でスムーズさを欠くなかで3着を確保。それぞれ、力がないとできない走りでした。

 弥生賞から一段階上のパフォーマンスを発揮できれば、ここでも通用すると見ています。一発を期待したいですね」

 坂本記者が注目しているもう1頭は、GIホープフルS(12月27日/中山・芝2000m)2着のフォルテアンジェロ(牡3歳)だ。

「先述のライヒスアドラーに、GⅢ京成杯(1月18日/中山・芝2000m)を快勝して人気のグリーンエナジー(牡3歳)と、3頭出しとなる上原佑紀厩舎にあって、この馬の存在も忘れてはいけません。ホープフルS2着で賞金を加算でき、今やトレンドになりつつある同レースからの直行で皐月賞に向かってきたことも無視できない要素です。

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