競馬・新春の大予想! 皐月賞、ダービーの勝ち馬はいかに!? 大本命クロワデュノールを脅かす存在はいるのか (3ページ目)
土屋真光氏(フリーライター)
◆皐月賞=クロワデュノール(牡3歳/父キタサンブラック)
◆ダービー=エネルジコ(牡3歳/父ドゥラメンテ)
東スポ杯2歳SからホープフルSと、まったく異なる適性が求められる2つのレースをあっさりと勝ったクロワデュノール。それだけでもう、有力なクラシック候補と言うしかありません。
正直、この馬のような馬体の増減が2歳時からある馬は懸念のほうが大きく、ホープフルSでは懐疑的に見ていました。しかし、レースではその懸念を吹き飛ばす、鮮やかな勝ちっぷり。現時点では、この馬には逆らいようがないなと思いました。
皐月賞でも同じようなレースをすれば、あっさり突き抜ける――そんなシーンが容易に想像できます。
ただ、キタサンブラック産駒はイクイノックスしかり、ソールオリエンスしかり、抜けた力を秘めながら、なぜかダービーは取りこぼしています。成長曲線の妙なのか、3歳春時点での適性によるのかは定かでありませんが、クロワデュノールにも同じことが起きても不思議ではありません。
そこで、東京の新馬戦(2024年10月20日/芝1800m)で圧巻の勝利を飾ったエネルジコに期待します。
早世したドゥラメンテ産駒の最終世代の1頭。新馬戦では、他馬の上がりが軒並み34秒以上のなか、1頭だけ上がり33秒3をマーク。異次元の末脚を繰り出して、後方一気を決めました。
以降、休養に入っていますが、1月後半からの東京開催のレースに照準を定めている模様。着実に賞金を加算していくか、出走権をきっちり確保して、ダービーに駒を進めてほしいです。
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