【競馬予想】GIマイルCSは今年も荒れるのか!? 穴党記者は先行する伏兵2頭の一発に期待 (2ページ目)
そこで、太田記者は2頭の穴馬候補をピックアップした。
「まず注目したいのは、エルトンバローズ(牡4歳)です。昨年は中団前方で運んで4着。3歳馬ながら、追い込み馬が上位を占めた厳しい展開で健闘しました。
その後、今季上半期は苦戦が続きましたが、前走のGII毎日王冠(10月6日/東京・芝1800m)では大外枠発走を強いられながら、3着と復調気配を見せました」
マイルCSでの一発が期待されるエルトンバローズ photo by Eiichi Yamane/AFLOこの記事に関連する写真を見る 毎日王冠でエルトンバローズとコンマ1秒差の2着だったのは、ホウオウビスケッツ。同馬は次走のGI天皇賞・秋(10月27日/東京・芝2000m)で見せ場十分の3着と好走した。その比較からも、エルトンバローズの実力は侮れない。
「管理する杉山晴紀調教師も、『毎日王冠の前あたりからようやくよくなってきた。状態は昨年と同じか、それ以上』と手応えを口にしています。
マイルCSは続けて好走する"リピーター"が多いレースですから、昨年の4着善戦は好材料。展開面を考えても、先行できるのは有利に働くのではないでしょうか」
太田記者が推すもう1頭は、マテンロウスカイ(せん5歳)だ。
「2走前の毎日王冠では、直線で包まれてほとんど追えずの8着に終わりましたが、前走はハイレベルな天皇賞・秋で5着と奮闘。2着とコンマ1秒差、3着とは同タイムですから、内容的にも高く評価できます」
勝ち鞍5戦は、いずれも右回り。左回りでも好走できたのは、調子がいい証拠だろう。
「同馬を管理する松永幹夫調教師曰く、『スタートのいい馬』。ペースがそれほど速くならなければ、マイルの流れにも戸惑うことはないでしょう。好スタートから好位置につけての一発に期待したいです」
混戦のマイル戦線。いよいよ"絶対王者"の誕生となるのか。はたまた、今年も波乱の決着となるのか。後者であれば、ここに挙げた2頭に要注意である。
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