【競馬血統予想】菊花賞で注目はキングカメハメハ系 過去10年のデータから穴馬2頭をピックアップ (2ページ目)
【もう1頭の注目もキンカメ系】
もう1頭もキングカメハメハ系の馬から、ミスタージーティー(牡3歳、栗東・矢作芳人厩舎)を推奨する。父ドゥラメンテ(その父キングカメハメハ)は、2021年タイトルホルダー、2023年ドゥレッツァと、直近3年で2頭の菊花賞馬を出している種牡馬だ。
母の父サドラーズウェルズはタイトルホルダーの母の父の父系祖父で、ミスタージーティーとはネヴァーベンドを母系に持つ点も共通している。さらにドゥラメンテ産駒で母系にサドラーズウェルズを持つのは、今年のスプリンターズSを勝ったルガル(母の父ニューアプローチ)とも共通している、ドゥラメンテ産駒のニックス配合だ。
母リッスンは英GⅠフィリーズマイル(芝1600m)の勝ち馬。その産駒でミスタージーティーの半兄に、2019年の菊花賞で8番人気ながらタイム差なしの2着と激走したサトノルークス(父ディープインパクト)がいる血統だ。春にリステッドを勝ったあと、皐月賞(中山・芝2000m)、日本ダービー(東京・芝2400m)でふた桁着順に敗れ、ひと叩きしてここに臨むという臨戦過程は兄を思い起こす。
そのほかにも、姉にGⅡローズS(阪神・芝1800m)のタッチングスピーチ、姪に昨年のGⅠ阪神ジュベナイルフィリーズ(阪神・芝1600m)を勝ったアスコリピチェーノがいるという、活気ある牝系。兄も姉も3歳秋に大きな飛躍を遂げた馬だけに、本馬にもここで大駆けを期待したい。
以上、今年の菊花賞はルーラーシップ産駒ヘデントール、ドゥラメンテ産駒ミスタージーティーという、キングカメハメハ系の2頭に注目する。
【写真】フジテレビ『みんなのKEIBA』MC竹俣紅アナ連載「写真館」
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